とらふぃっく まぁまれぇど Hirokazu Murata's Home Page

2005/9/19 月曜日

中秋の名月

Filed under: 日記 — murata @ 5:18:31

ベランダから月を眺めました。

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2005/9/18 日曜日

花屋さん

Filed under: 日記 — murata @ 22:22:49

花束を届けてほしいんですけど…。

招待されたダンススタジオの発表会 、電車に乗り遅れてしまい花を買う時間がなかったので、間もなく始まる2回目の公演に届けてもらおうと、帰りの駅の近くで花屋さんに至急の配達をお願いしてみます。

「何時から?」

時間を伝えると、店主らしいご婦人は難しい顔をします。

「いくらくらいの花束がほしいの?」

○○円くらい…。一抱えはある花束が作れる予算を伝えます。

「○時ですね。お届けします。」

…こういう、わかりやすいお店は、大好きです。

2005/9/15 木曜日

朝から…

Filed under: おねえさん — murata @ 23:17:29

電車でたまにみかけるかっこいい系のおねえさん。となりの席が空いていました。

座ると背中からムシの羽音が聞こえます。となりのお姉さんも気にしているようす。
ふり向くと、おねえさんの後ろの窓で、親指大のハチが外に出ようと、はめ殺しのガラス相手に悪戦苦闘しています。

…おねえさんハチだって気づいてないのかな。
…この距離なら捕まえられるけど
…おねえさんのほうに飛んで行ったらダメだし。
…本で叩けば確実だけど殺すのはカワイソウだし。
…おねえさん気づいてたら感謝されるのかな。
…でも襲ってもこないのにやっつけたくないし。
…おねえさんにどいてもらったほうがいいのかな。
…しばらくしたら出ていくよね。きっと。

動物愛護とリスクマネージメントと下ごごろがアタマのなかでフル回転します。

「あぶないね」

そう言うなり、おねえさんの向こうに座ってたおとうさんが団扇でひっぱたいてやっつけてしまいました…

あぁ。おねえさんとお話できた(かもしれない)チャンスが…。

2005/9/12 月曜日

おみやげ

Filed under: 日記 — murata @ 22:28:57

仕事場で海外旅行のおみやげをいただきました。

「どれでも好きなのを取ってください」

ありがとうございます。…これなんですか?

「電子レンジで作るポップコーンです」

あ…。うち電子レンジないんです。…こっちは?

「…こっちも同じなんですけど…」

…ひょっとして、電子レンジがないのはうちだけ?…みんな持ってるの?電子レンジ…うちってば、文明に取り残されてる??

じつは、新しもの好きのうちの実家、まだ電子レンジがひと財産くらいの値段がしたときに買い込んでいて、もちろんその頃は電子レンジで作るレトルト食品なんてあるわけもなく、食事も暖めるまでもなく毎食作っていたので、高価なお酒の燗つけ機械になっていました。…しかもうちはだれも酒を飲まないから、お客さんのときしか使われない…それ以来、電子レンジだけは買ってはならないものだというトラウマが…これってトラウマと言うのか?

おみやげ、お気持ちだけいただいておきました。

2005/9/10 土曜日

スポーツ新聞

Filed under: 日記 — murata @ 21:29:42

2死満塁、代打に立った打者はカウント2-3の球を見送る。

首位を4ゲーム差で追うチームの昨日の試合を伝えるその記事の、紙面の横いっぱい、縦も紙面の半分近くを割いて、記事すらもその上に白ヌキでレイアウトされた写真には、緑の芝生を横方向に土の茶色い直線で切り取った左端、ホームベースの後ろにストライクのジェスチャーをする黒いシャツの主審、ミットにボールを納めた瞬間の姿勢のままの白いユニフォームの相手チームの捕手、バットを左手に持ったまま空に叫ぶ青いユニフォームの打者、中央に打者側のチームのベンチの前でそれを見つめる黄色いユニフォームのボールガールと白いユニフォームのボールボーイ、その後ろで一様に口を開けて悔しがるコーチ陣、そして右端にベンチで足を組んで見守っている監督…そのすべてが一枚に納められていて、写真を視ているだけで、まるで、山際淳二さんのスポーツドキュメントを読んでいるような気分にさせてくれます。

両替がしたくて、たまたま駅の売店で買った「東京中日スポーツ」。伊藤朋子さんの署名の入ったその写真に釘付けになりました。

うちに帰って、ひさしぶりに防湿庫からカメラを出してみました。長いレンズを付けてファインダーを覗きました。野球場の歓声が聞きたくなりました。

2005/9/9 金曜日

女性専用車

Filed under: 日記 — murata @ 23:47:05

学習能力がないので、油断すると乗ってしまいます…

ふだん、女性専用車の設定のない電車に乗っていると、女性専用車があることを忘れています。
しかも、路線によって、設定されている車両や時間帯が違うから、なおさら間違える。

いつも、このあたりの車両が空いてるから…と思って乗ると、その時間だけが女性専用だったり…

鉄道会社さま。お願いです。ホームの床や、車両の見上げる高さに書かず、乗降口の「目の位置」に女性専用とわかるように書いてください。腕木とか暖簾とか、考えられることはいくらでもあるでしょう。

でも、イスラムの国のように「男性専用車」だけはイヤです。

2005/9/6 火曜日

デザート?

Filed under: おねえさん — murata @ 23:31:33

ランチに入ったカウンターバー。

いつもは近くの会社のOLさんでいっぱいなのに、雨のせいか、空いています。
それでも、ひとり、ふたりとお客さんが増えていきます。

広くはないお店です。お店のひとやお客さんの会話も、聞くつもりがなくても聞こえてきます。

カウンターの端に座ったOLさん、いつも頼むメニューがなかったみたいで、お店のひとからランチメニューを聞いてオーダーしています。

そしてランチメニューにはないデザートメニューを訊ねるOLさん。

「合格っ」と思ってしまいました。

…いや、当然のようにランチをデザートで仕上げる女の子が、なんかいいなと…

残念ながら、このお店には、デザートメニューはありませんでした。

2005/9/1 木曜日

粋(いき)

Filed under: 日記 — murata @ 23:29:23

お昼に入ったトンカツ屋さんで、粋なおじいさんと相席しました。

麻のスーツに、ネクタイを結んで、夏の中折れ帽。「こざっぱり」という表現がいちばんしっくりくる服を残暑にも着崩すことなく、向かいの席で丼物を食べていたおじいさん。
ごはんをかき込み、陶器のジョッキでビールを飲み、じじみのおみおつけをすすり…という順番の動作が、ゆっくりではあるけれども、動作が大きくて、それがほんとうに美味そうなんです。

こんなにおいしそうに食事をしているかたの前では、携帯電話を開くことも失礼に思えてしまい、持ってきた文庫本に目を落とします。

おみおつけを飲み終えて「ああ、うまかった」と一人ごちて、お茶をすすってゲップをして…普段だったら耳障りな音も、このおじいさんだと、聞いているだけでなんとなく幸せな気分になってしまいます。

頼んだ食事に箸をつける頃、おじいさんは食事を終えて、店員さんに持ち帰りの食事を注文しています。
しばらくして、席を待っているお客さんが増えてくると、おじいさんは、持ち帰りの食事を待たずに席を立ちます。気になって見ていると、勘定を済ませたおじいさんは、レジ脇の椅子に腰掛けて扇子を使っています。

おじいさん、待っているお客さんのために、席を空けてくれたのだそうです。

江戸気質(かたぎ)の粋です。

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