「デザートがお選びいただけます。」
友人とふたりで入ったイタリアンのお店。セットメニューの最後に、プティングとパンナコッタを選びます。
…
「すみません。お客さま。」
菅野美穂に似た店員さん。むちゃくちゃかわいいの気づいたのは、向かいに座った友人。
「プティングが売り切れてしまいまして。ほかのをお選びいただけますか。」
プティングを頼んだのも友人。でもほんとに困った顔で言ってくれてる店員さんに、いやな顔ができるわけもなく、ほかのメニューに変更します。
…
「すみません。お客さま。」
前菜が終わった頃に、やっとお冷やを持ってきてくれます。
「お冷やが遅くなりました」
店員さんの恐縮した顔が、ほんとにかわいいんです。…いいんですよ。お冷やもほしいわけではなかったんですよ。…って言ってあげたくもなっちゃいます。
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「なんどもすみません。お客さま。…」
もう、なにを言われても、すべて許しちゃう心構えです。なに?こんどはなに??
「パンナコッタもやっぱり売り切れちゃったんですよ…」
…
パンナコッタは食べられなかったけど、かわいい店員さんが見れて、ちょっと得した気分かも…。
アンケート用紙があったので、印象に残った店員さんの欄に名前を書いてしまいました。