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2005/11/23 水曜日

カレンダー

Filed under: 日記 — murata @ 23:13:41

ここだけのはなしですが、アイドルファンです。

だから毎年アイドルカレンダーを買っています。
でも、毎年一冊だけにしていくあたりが、オトナの ふんべつ です。

今年は、カレンダーの棚を前にして悩んでいます。

宮崎あおい ちゃん にするか、加藤ローサ ちゃん にするか。

カレンダーの前で悩んで立ちすくんでいると、買い物をしているおばちゃんが怪訝な表情で通り過ぎます。

一年間部屋を飾るのです。おばちゃんの視線ごときで妥協は許されません。

去年と今年は、宮崎あおいちゃん でした。その前の二年間は違うアイドルさんでした。ローテーションから言うと、ことしは加藤ローサちゃんです。

でも、加藤ローサちゃんは、映画に出ていません。映画ファンとしては、ここを突かれると痛いです。
宮崎あおいちゃんの映画は、ちゃんとDVDで買っています。『パコダテ人』も『害虫』も『富江』だって持っています。『NANA』を買うかどうかは考えさせてください。

あ、でもでも加藤ローサちゃんはイタリア語会話に出てました。一年分ぜんぶ録画しました。だからちゃんとイタリア語であいさつだってできます。ぴあちぇーれ・いお・み・きあーも・だれそれ です。
そういえば、イタリアにクルマの部品を注文したことだってあります。でもイタリア語より、絵を描いてファックスで送ったほうが通じました。使えない言葉です。

お店のひとも怪訝な顔でこちらをうかがっています。こんなに真剣に悩んでいるとも知らず、きっと怪しいアイドルオタに見られているに違いありません。

でも、こんなところで妥協してはいけません。妥協しちゃうと銀行で配っているセザンヌだかゴッホだかのカレンダーまで堕ちてしまいます。
いや、セザンヌやゴッホがいけないわけではありません。それをカレンダーにするのもまだよいのです。それを壁にはっちゃうと、とたんに田舎のおばあちゃんちになります。
おばあちゃんは、おおきなおなべで、あったかいお汁粉をこさえてくれるのです。
ほりごたつで、お汁粉のおわんを抱えていると、長い尻尾を立てたシロクロのネコが擦り寄ってくるのです。ネコの名前は、シロです。まえに居たネコがシロだったので、そのあとに居ついたこのネコも、やっぱりシロなのです。

はっ。そんな話しではないのです。

来年のカレンダーです。こんなときは日本古来のやりかたに従うしかありません。

「ど・れ・に・し・よ・う・か・な…」

これは二つでやると、はじめたほうと違うほうで終わってしまうのです。だからほしいほうとは違うほうからはじめなければいけません。でも、「てんじんさま」を「てんのかみさま」と言い換えると、はじめたほうで終わるのです。だから、ほしいほうとちがうほうからはじめたからって、油断してはいけません。注意深く指を動かします。

ほしいのが決まっているんだったら、こんなことする必要はないじゃない。なんて考えてはいけません。こんなことするってことは、もういっぽうも捨てがたいってことなのです。

…あれ?いま「てんじんさま」って言ったっけ?「てんのかみさま」って言ったっけ?

「…の・い・う・と・お・り」

来年のうちのカレンダーは、宮崎あおいちゃんです。

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