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2006/11/10 金曜日

苦手な店員さんにあいさつをかえしてみた

Filed under: おねえさん,日記 — murata @ 21:17:02

あんまり笑顔をみせてくれないカフェの店員さん。背の高い、無理めの美人さんで、ちょっと苦手。でも、やっぱり話せたほうが楽しいので、レジであいさつしてくれたとこに、こんにちは。って言ってみた。

「こんにちは」

…いま、口の端で、にやり。とかした。ぜったいした。「しめしめ」って吹き出しに書いてある顔した。

え?まさか、ブラック団!わたしを陥れようって魂胆ですか。「飛んで火に入る夏の虫だぜ」とかって言うんですね。ほんで、「そちもワルよのう。」とかって、フスマの向こうで言ってるんですね。そうはさせません。悪の栄えたためしはありません!…そんな展開ぢゃないですか。そうですか。

「マグカップで…よろしいですか」

…あ、いま噛んだ。ぜったい噛んだ。なんで。わたしなんかやらかしてしまったか。もしかして、わたしの顔にわかりやすく出てたりするのか。苦手な店員さんにあいさつをかえしてみてる。とかって。それだったら、誤解を解かねば。店員さんが美人さんだから、話しかけづらかっただけですよー。とかって言えばいいかな。…そんなことは誰も聞いてないですか。そうですか。

「べ、べつに、アンタにあいさつ返されて、うれしかったわけぢゃないんだから」

…とかって言ってくれると、ツンデレっぽくて、ちょっと嬉しいと思ったりすると思うのですが、ダメですか。そうでか。…そっち系のお店ぢゃないですね。はい。

にやり。は、すぐに、いつもの冷静な表情に引っ込めた店員さん。みてろー。ぜーったい笑わせてやる…いや、そのためにカフェに行くわけじゃないんだが…。

2006/11/2 木曜日

家財保険を勧められた

Filed under: 日記 — murata @ 23:13:07

「家財の保険、どうですかぁ?」

笑顔で言われると断れません!きっぱり。…しかもふっくらほっぺです。もう羽毛布団でも壷でも1週間お試しセットでも、なんでも持ってきてください。お姉さんに言われるがままです。

「5年後には、30万円が戻ってくるんですよぉ」

30万円あれば、夢にまで見たスチームオーブンが買えます。たった5年の辛抱です。しかも、夢で見たときみたいに、じぶんがスチームオーブンから出れなくなってしまって、ボイルドエッグマンとしてスーパーヒーローに生まれ変わるのではなくて、ちゃんとコンピニで買ってきたお弁当を温めるのに使えます。これでもう冷たいドライカレーとはさよならです。波止場での別れのシーンです。霧笛の音でセリフがかき消されるのです。

「水害や盗難のときでも保証されるんですよ」

うちは二階家だから、水害のときは二階に非難すればいいのです。でも、家に水が入ってくるところを家庭用ビデオで撮影して「みなさまからのビデオを募集しています」の番組に送るには、家財があったほうが迫力満点です。これでもう今年のピューリッツァ賞はもらったぜ。です。

盗難にしたって、気づくと壁に爬虫類だか両生類だかが張り付いているのどかな家です。ドロボウさんだって、いつ張り付いているかわかりません。もちろんドロボウさんは、口のまわりにまぁ〜るくヒゲがあって、手ぬぐいで頬かむりです。

ぜったいにこの保険に入ったほうがいいような気がしてきました。

そしたら、駅前のシャノアールで、ふっくらほっぺのお姉さんの向かいに座って契約書とか書くんです。
んで、ボールペンとかわざと落として、拾ってくれたお姉さんの手に触れちゃったりするのです。

ぽわぁぁん。

でもしかし…家財といったって…

10年前の楽器に、20年前のオーディオセットに、30年前のカメラに、2億4千万年前の三葉虫…

保証してくれるのか?ほんとのほんとに保証してくれるのか??

…カメラメーカーが限定で作ったアイドル写真集…オークションだと○○万円…も保証してくれるのか???…いや、これはさすがに聞けないんだけど。

そういったひと…おたくさま とか マニアさんとか…向け家財保険があればいいなと思ったり思わなかったり…いや、すでにあるのかもしれないけど。…あ、セールスはめがねのお姉さんでお願いします。北乃きいちゃんのお顔でね。それで魔法を使えるか異星人か防衛軍のパイロットかメイドさん型アンドロイドだと契約率十割りですね。

もちろん、契約の手続きを間違えて、「ごめんなさい。でも、いっしょうけんめいやったんですぅ」と言ってくれるのは、おやくそくです。

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