梅雨の終わりの雨、午前中からカミナリを伴って降り続いています。
「カミナリ、まだ鳴ってました?」
お昼のコーヒーを飲んでいると、ストレートヘアの和風美人の店員さん。テーブルを片付ける途中で話しかけてくれます。
「ひとりだと怖いんですよねー。カミナリが鳴ってるときは、ここで仕事してたほうが、気がまぎれていいです。」
もうこの瞬間から、セカイでいちばん怖いのはカミナリです。決定です。怖いもの選手権があれば、監督推薦でオスカーをあげます。ぶっちぎりです。ネコ型のロボットが突然ひきだしから出てきたとしても、顔に渦巻き書いた忍者が天井に貼り付いていたとしても、そんなもの、カミナリの怖さの比ではありません。
…な、なんですか。ほんとうに怖いんですよ。テキトウにハナシをあわせてるとか、そんなんじゃないですよ。
こんどは、ぜったいカミナリが鳴ってるときにきます!